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新たな“地域工務店像”を考える#02〜工務店は地域経済のリーダーになれる〜

小林コラム

SEP17, 2020 / Written by 大輔小林

新たな“地域工務店像”を考える#02〜工務店は地域経済のリーダーになれる〜

|地域経済を牽引する存在として

 

ハウスメーカーにはない、地域工務店ならではのポテンシャル。そのひとつは、地域の経済活動におけるリーダーになり得ることではないでしょうか。「いきなり何を言っているのか?」とお思いの方もいるかと思いますが、自覚があるにせよないにせよ、地域工務店は、「その地域で最もお金を使っている企業のひとつ」であるケースが多いんです。

 

ちょっと考えてみてください。地域発のフリーペーパーやミニコミ誌への広告出稿、工具や建材の調達、従業員や職人さんたちによる飲食店の利用など、地域工務店がもたらしている経済効果は大きなもの。あなたが経営する工務店があるからこそ成り立っている店舗や企業も少なくないのではないでしょうか。

 

私が知る中には、宣伝広告費だけで年間6000万円もの予算を地域に投下している地域工務店も存在しています。その6000万円は、現状でも地域に対して大きな影響を与えているわけですが、その使い方を工夫していけば、地域をさらによりよくする原動力にもなり得えます。

 

 

|地域工務店=地域投資家という視点

 

つまり、地域工務店には、「地域経済を支える投資家」の役割を担っている。そんな側面があるとも言えるのです。ただ、家を建て、人々の暮らしをつくるという以上に、大きな存在感を持つのが地域工務店……そう考えると、これからの時代に向けてできること、やるべきことが見えてくるのではないでしょうか。

 

だからこそ私は、全国の地域工務店のみなさんとともに、さまざまな取り組みを進めてきました。ここからさらに、その詳しいお話をご紹介していきたいと思います。

 

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