一見うまくいっているサイトの問題点をみつける
中商様はスムレポに加えてスムーズのウェブコンサルのご契約も頂いていたので、数字を見るところから、ウェブの具体的な問題点の抽出と改善の提案、実施を行いました。
企画住宅ブランドD’S STYLEを運営する中商様。サイトへのアクセスは10万PV程度あるが、コンバージョン数がわからない、という曖昧な状況でした。そこで、まずは現状の把握とコンバージョンに対する目標の設定を実施しました。この作業には2か月以上費やしましたが、アクセス解析の重要性も理解いただくためにも、大切な作業でした。
実際のサイトの状況としては、アクセス数は十分にあり、資料請求等のコンバージョンもある程度確保できている。一見うまくいっているサイトですが、この中でわかってきたのは次の3点でした。
・アクセス数に対して、コンバージョン数が少ない
・スマートフォンからのアクセスが全体の7割超
・平均PV、平均セッション時間、直帰率などは問題がない
そこで、まずはアクセス数の多い、スマートフォンサイトを改善して、コンバージョン(資料請求)を増加させることに目標を設定しました。
資料請求ページからの離脱率を30%から20%へ改善
実際に何を行ったかというと、アクセス解析の基本は、ボトルネックを見つけることです。中商様の場合、一番のボトルネックは、資料請求ページからの離脱でした。入力画面まで到達しているのに、完了ボタンが押されていない。
せっかく興味を持ってくれて、資料請求ページまでたどり着いている人に対して、それ以上進めない何か問題があるという事です。ここが大きなボトルネックになっていました。
考えられる理由は二つあり、
1.資料請求の入力画面の必須項目が多すぎる。
2.せっかく入力したものがエラーになり、しかもどこがエラーか分からない。
というものでした。
これでは面倒になってしまい、ページから離脱してしまってもしようがない状況です。
そこで、改善策として、入力項目を簡単にして、さらにスマホユーザーが多いこともわかっているため、入力項目は必須の項目とそうでない項目をわかりやすくし、少ない項目で申し込みができるという印象を与えました。
またエラーが起きた場合も、どこがエラーなのかを分かりやすく表示するようにしました。そうすると入力画面からの離脱率が10%改善されたのです。
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