◆SNSの活用は住宅産業に非常に重要
SNSは現代のインターネットにおいて、非常に重要な地位を占めるようになっています。肌感覚ではありますが、住宅産業においても活用率は
80%を超えているのではないでしょうか。その一方、
SNSの効果を最大化できているかどうかは、企業によって大きく差がついています
そもそも、
SNSの効果を最大化する公式はリアルな集客戦略と大きな違いはありません。つまり、リアルではうまくやっているのに、
SNSでおなじことができていない会社が多いということ。
基本的な考え方は以下の通りです。
◆SNSの活用が「ダメ」な事例
例えば、多くの会社の
SNSで下記のような「ダメ」な事例が見られます。
【ダメな事例
1】
SNSでは、広告を活用しなければ、フォロー数がそのまま流通数になります。
SNSアカウントのフォロー数が
10人の場合と、
10,000人の場合では、当然後者の方が広告効果が高くなります。
フォロー数が少ないのに投稿だけ頑張るのは、時間のムダといえるでしょう。
【ダメな事例
2】
フックとなる投稿内容の例として、以下より「ダメ」な点を探してみましょう。
一番「ダメ」なのは、サイトへのリンクを設置していないこと、です。一般に、チラシなどには「イベントの会場」や「検索ワード」など、お客様に次に起こしてほしいアクションを、必ず記載します。しかし、なぜか
SNSへの投稿では、次に起こして欲しいアクションのひとつである「サイト来訪」の導線を設置しないケースが多く見られるのです。これでは、せっかくのコンテンツも「投稿しっぱなし」で終わってしまい、広告宣伝効果が弱くなっています。
【ダメな事例
3】
SNSでは投稿内容が「見たくなる=興味を促す」フックとなっているかどうかも重要です。販売ニーズと顧客ニーズのマトリックスで分類すると、以下のようになります。
フックの多くは「ブログ」「施工写真」「イベント案内」に絞られますが、売り手側の販売ニーズにだけ寄った「イベント案内」ばかりでは、顧客のニーズにあっているとはいえません。
販売ニーズが弱くても、顧客ニーズが強いもの、つまり
「営業色は薄くても顧客が見たい内容」に、チャンスがあるといえるでしょう。
◆どんな投稿が顧客の興味を引くの?
では、
SNSで見られやすいフック作りとは、どういったものでしょうか。
SNSでは「写真とタイトル」が一番のフックとなります。そのため、ここを尖らせることが重要になります。そこで、手法としておすすめしたいのが、今まで撮りためてきた施工写真を活用した
「ライフスタイル記事広告」です。
従来の施工写真は「物件ごと」に掲載されることが多いようですが、「ガレージライフ」や「二世帯住宅」といった
ライフスタイル別に、複数の物件より施工写真を投稿し、「ライフスタイルのおすすめ記事」として再活用する方法です。編集しなおした記事を自社サイトに掲載し、
SNSで紹介することで、新規顧客の興味喚起を狙うのです。
ポイントになるのは、読みたいと思ってもらえる「写真とタイトル」です。これによって
SNSでの拡散が刺激され、なかには「お化け記事」のように、長い期間で多くのアクセスを集められるものも出てくるでしょう。
◆SNSでは記事と広告を連動させることが重要
SNSに投稿した記事は、
SNSでの広告と連動させるようにしましょう。フェイスブックやインスタグラムなどの
SNSでは、フォロワーが少ない中で記事を投稿するだけでは、その価値が最大化されません。投稿し、フォロワーに見てもらうだけで満足せずに、
広告から非フォロワーに記事を誘導し、拡散を図りながらフォロワーの拡大を狙うべきです。
また、これら
SNSの良いところは、「エリア」や「年齢」など、ユーザーの属性を絞った広告展開が可能なこと。遠隔地に居住している、年齢的に住宅に興味のなさそう、などの見込みの薄いユーザーをターゲットから外すことで、
広告宣伝コストのより効率的な分配が可能となります。
さらに、他社の実績を見ると、平均エンゲージメント単価は
16円程度と格安といえる状況です。雑誌やフリーペーパーよりも「認知度を高めるツール」として、効果が大きいことが予測でるのです。
◆SNSをもっと活用するフォトコンテスト
SNSの有効な活用方法のひとつに、フォトコンテストの開催があります。こちらについては、別の記事で詳しくご紹介したいと思います。