昭和45年に創業し、千葉県を拠点に活動する株式会社山本工務店様。「オンリーユーホーム」というブランド名で注文住宅事業を展開しています。2019年にSUMUSとともにホームページをリニューアルし、多くの反響を獲得。リニューアル内容やそれによる業務の変化、効果などについて、代表取締役の山本浩司社長(以下 山本社長)にお話をうかがっていきます。
山本工務店とは
【本社所在地】 千葉県千葉市
【従業員数】 6名(2021年12月現在)
【年間着工棟数】 15〜20棟
【得意とする家のスタイル】 アメリカンビンテージ系
Web集客サポート実績のあるプロの提案に期待
SUMUS: ホームページリニューアルをお手伝いしはじめたときは、ちょうど事務所を移転されるときでしたね。
山本社長: はい。県外からの問い合わせが増えたこともあり、どの地域からもわかりやすく、かつアクセスがしやすいよう、茂原市から千葉市へ移転しようとしていました。ホームページも、もっとカッコいいデザインにできたらな……と思っていたので、それを機にリニューアルすることにしたんです。
SUMUS: そのときはパッケージ型のホームページを導入されていましたね。
山本社長: 写真の差し替えや記事の追加などはできたんですが、全体のデザインなどを変えることができないサイトでした。正直、建築のこと以外は何もわからないので、Web制作会社の探し方も選び方も、どんなホームページがいいのかもわからなかった。だから、ベンチマークとしている工務店さんのホームページを参考に、それに近いかたちのものを展開していました。でも、今度はイチからオリジナルのホームページがつくってみたいなと思ったんですよね。
SUMUS: そこで他社さんからの紹介でSUMUSにご依頼をいただいたと。
山本社長: やはりWebサイト制作はほとんど関わりを持ったことがなかったので、費用感の予想ができず怖いなというイメージがありました。だからこそ信頼できる仲間からの声に頼った方が安心だと思い、紹介してもらったんです。初回の顔合わせの際に、工務店のWeb集客サポートを100社以上支援していること、そして補助金を活用してのホームページ制作を申請段階から伴走してくれるということをご説明いただいて、他の制作会社を検討することなくそのままお願いすることにしました。
SUMUS: 予算のすり合わせをしたあとはもう、全部お任せいただけましたね。もともと「工務店さんの事業をサポートする」というコンサルティング目線でWeb制作事業をおこなっているので、効果を出すことを目的に、コンテンツの精査や構成、デザインなど、ホームページ全体についてご提案させていただきました。
山本社長: 前の制作会社さんは、こちらから変更の要望を出したら基本的に対応はしてもらえました。でも、その対応範囲はかなり限られていたし、こちらから具体的なお願いをしない限り変化が起こることはない。Web制作の素人としては、SUMUSが「こうしてみては?」とうまく導いてくれたのがありがたかったですね。
Instagramからの導線も踏まえた改善提案
SUMUS: まず提案したのが、TOPのデザイン。山本工務店様は、アメリカンスタイルでカッコいいお家をつくっているので、そのイメージに合ったファーストビューにした方がいいと考えまして。特に、フォロワー数が当時から6万人以上(2021年11月時点で9.9万人)いるInstagramからホームページに遷移してくださる方が多かったので、印象に齟齬がないようにということも考慮しました。
山本社長: たしか複数案出してくれましたよね。
SUMUS: はい。他社の場合、さまざまな人に受け入れられるようシンプルなデザインにするところが多いんですが、本当に「オンリーユーホーム(山本工務店)が好きだ」っていう人だけを集めるため、奇抜さのあるデザインをいくつかお見せしました。他にも、もともとPV数が多かった施工事例をより見やすくする提案として、カテゴリ分けをおすすめしました。
山本社長: 事例が50件ほどあり、昔の事例は後ろのページに埋もれてしまう状態でしたよね。
SUMUS: はい。Instagramから「このスタイルがいい!」と思ってホームページを覗いてみたはいいものの、結局見たいものになかなかたどり着けないともったいない。そこで、スタイル別に分類し、お客様が素早くストレスなく目的の事例にたどり着けるように設計しました。結果的に年間PV数は約10,000から12,000まで向上。分類方法は違いますが、ブログでもカテゴリ分けを実装しています。
新たな試み「相談会予約」を後押し。効率が格段にUP
山本社長: 今回のリニューアルで特にインパクトがあったのは、「資料請求をなくし、無料相談会予約ページを設置したこと」ですね。もともとは資料請求のみフォームがあり、お客様と接触するのは、予約なしで入れるオープンハウスの現地だけでした。
SUMUS: 月40件ほど来ていた資料請求の約半数は関東以外で、山本工務店様で建てる意志があまりないように見受けられる資料請求もあった……と。
山本社長: はい。当時は「ホームページには、資料請求ページを入れるものだ」と思い込んでいました。でもホームページの役割をかなり意識されている別の工務店さんのお話を聞いたことをきっかけに、資料請求をなくして相談会予約だけにするのがいいかもと思うようになり、SUMUSに相談をしました。
SUMUS: ちょうど、新しい事務所にお客様に来ていただけるようなスタジオを用意しようとされていたタイミングでしたしね。
山本社長: はい。とはいえ、正直これまでずっとやってきた資料請求をなくす、というのはかなり怖かったですよ。でも、SUMUS担当者さんが「もしこれで成果が得られなければ、もとに戻せばいいじゃないですか」と言ってくれまして。「そうだよね、ダメなら追加すればいいんだ」と安心して一歩を踏み出すことができました。
SUMUS: 決心して走り出した無料相談会。今ではかなり反響がありますよね。
山本社長: 月15件くらい予約が入ります。でも予約ページをつくった当初は全く反響がなくて……新型コロナウイルスの流行と重なったこともあり、なかなかすぐには結果に結び付かなかったんですが、1回目の緊急事態宣言明けから少しずつ予約が入るようになりました。この時期びSUMUSが「zoomを使ったオンライン相談会」を提案してくれたことでどんどん増えていった印象です。
SUMUS: 当時はまだzoomが浸透しはじめた頃でしたが、オンラインで気兼ねなく相談できるというのが時勢にマッチしたんだと思います。何より諦めずに継続されていたのが大きかったですよ。
山本社長: 結果的に、相談会から成約につながっているのは現在10%程度。まだそこまで高いわけではありませんが、資料請求とオープンハウスでお客様との接触ルートが完全に別になっていた頃と比べて、格段に業務効率がよくなりました。オープンハウスでアポイントを取るという営業活動が、すでにWeb上で完了しているということなんですよね。これは一番ありがたいポイントです。
柔軟な改善が可能に。サイトの役割が明確に
山本社長: もちろん、お客様と出会うルートを変えたことによって、今まではなかった不都合は出てきてしまいます。でも、そこで気づきを得つつすぐ相談して改善できるというのはとても助かっています。
SUMUS: そう言っていただけて嬉しいです。最後に、もし他の工務店さんにSUMUSをおすすめしていただけるとしたら、どんな言葉でご紹介いただけますか?
山本社長: これまでの話とも重複しますが、「工務店のWeb集客サポートをしっかりやってきたこの道のプロなので、まずはSUMUSに身を委ねてみては」と言うと思います。以前は、「ホームページがあること」が目的になっていたように思いますが、SUMUSの経験豊富な提案によってこちらの視点が変わり、「ホームページが果たすべきこと」や「次は何をしていくべきか」というのが明解になってきた気がします。